皆さんこんにちは!今井ひとみです。
それでは、今日のテーマはこちらです。
「絶対に自分は悪くない!そう思った時にどうするのが良いか?」
今日は夫婦間の中で「絶対に自分は悪くない」と思った時はどうしていけばいいのかというお話をさせていただきます。
絶対に自分は悪くないのに喧嘩になる原因はこれ!
夫婦のコミュニケーションで、
「どう考えても今回は自分には絶対に非はない!」
という状況にもかかわらず、旦那さんが機嫌を悪くしていたり、奥さんがプンスカ怒っているという時ってあるのではないでしょうか?
この時に、どうしていくことが皆さんにとって1番楽になっていく方法なのでしょうか。
結論として、夫婦のコミュニケーションにおいて
自分が合っている・間違っている
ここでの議論ではない
と私は思っています。
どちらが合っていて間違っているという議論に入ってしまうと、
相手を負かそう
相手に勝とう
というところに意識が集中してしまって、
「今回は私は悪くない」
「私は非は0だから絶対に勝ってやるんだ」
「相手にごめんなさいと言わせてやるんだ」
ということになってしまいます。
けれど、果たしてこのような争いは必要なのでしょうか?
私は、夫婦のコミュニケーションで勝ち負けは重要ではないと思っています。
その事象について、
どっちが合っていたか間違っていたか
どっちが謝るべきか
ということは、さして重要なことではありません。
それどころか、どっちが合っている・間違っているという判定を無理につけることで、夫婦の仲に亀裂が入っていく可能性が圧倒的に高くなります。
このようなことを押し通そうという気持ちは理解出来ます。
私もそうですし、多くの人もそうかと思いますが、
「今日のことって私は1ミリも悪くないよね」
と思う時ってあると思います。
ただ、この夫婦のコミュニケーションは密室で起きている出来事で観客がいるわけではありません。
外部の人がジャッジしてくれることもありません。
相手が「今回は100対0で僕が悪いです」と思っていたとして
自分は「今回は0対100で私は悪くないです」と思っていたとすると、
100%喧嘩に発展していないわけです。
ではどうしてここが食い違っているのかというと、
奥さんとしては「私は1ミリも悪くない」と思っていても
旦那さんからすると、奥さんが一定数悪いと思っているわけです。
そのため、2人の間に小競り合いが起きたり夫婦喧嘩の予兆が起きたりして、大きな喧嘩に繋がっていくこともあります。
ここで考えてみていただきたいのですが、
DVやモラハラのように、本当に自分には非が無いにもかかわらず、
「おまえが俺に指図してくるな」
「おまえが俺に意見するなんで100年早い」
というようなケースは今回は除きます。
これ以外で、「私は悪くない」と思っていて相手が「君が悪い」と思っているということは、
2人の見ているポイントにズレが生じている
ということです。
例えて言うのであれば、自分の目線で見れば今日1日朝から夕方の時間までを通して「私は悪くない」ということが軸になっているとします。
一方で相手の目線で見ると、もしかすると瞬間的に夕方5時の出来事を切り取って、「前にも同じことあったよね。2、3日前にも注意したよ」というようなことを言っている場合があったりします。
これは、
お互いの目線とお互いに置いているポイントがズレているから
です。
これに第三者がいたなら、
「いや、ちょっと待って。それは言いすぎだよ」
「いや、ちょっと待って。それはあなたが足りなかったんじゃない?」
となると思います。
それぞれにはそれぞれの見方があって、
それぞれにはそれぞれの視点があるのです。
夫婦喧嘩の勝ち負けを決めることに意味はない
先ほどまでお話ししていたことは、子どもの喧嘩と一緒なんですよね。
うちも兄弟ですので、「お兄ちゃんが悪い!」「弟が悪い!」ということをやっていて、そこに第三者のお母さんが入っていかなければどうなるのかというと、ずっとお互いに「悪い」「悪い」となってポカンっとなって、どちらかが蹴っただの叩いただのとなって、私が仲裁に入ったりもします。
もう収拾がつかないわけです。
では、これの夫婦バージョンを考えてみましょう。
「私は悪くない」というのはあくまでもあなたの目線です。
第三者がいれば、「それはあなたは悪くないよ」と言ってくれることもあるでしょう。
けれど、見ている第三者がいない以上、2人で折り合いをつけるしか方法がないんです。
そうなると、「自分は絶対に悪くない」と主張したとしても相手には相手の目線がありますし、相手も一定数腹が立っておもしろくなかったことがあったんでしょうから、そのように主張していたとしても、折り合いがつかないということになってしまうんです。
その結果、行きつく先は大ゲンカ。
こう考えると、全くもって無意味なことですよね。
ですので、このような時は、
自分の正しさを相手に分かってもらおうとする必要はない
ということです。
これは私がこれまでにお伝えしていることですが、
ご覧いただいた皆さんはこれを知ったわけです。
それであれば「知った人が引く」が正しいんです。
ぜひここに辿り着いていただきたいと思っています。
これが、
「皆さんの心が1番傷つかないルート」
という意味で正しいとお伝えしています。
見聞きしてくれている第三者がいればいいですが、夫婦喧嘩はほとんどの場合は誰も聞いていないわけです。
誰も聞いていない中で「自分は絶対に悪くない」ということを相手に伝えようとしても、子どもの喧嘩が収拾がつかないのと同じで、キリが無いわけです。
これを言っても無意味なわけですから、それなら気付いたほうが引けばいいんです。
決して、腹が立つことをそのままにしておきなさいと言っているわけではなく、
賢く生きましょう!
ということをお伝えしています!
お互いに悪くないラリーをしていていると、終いには物に当たってしまったり何日も口をきかなくなっていったりもすることに繋がります。
ここに行きつくことに利益があるのかというとありません!
理不尽と感じるかもしれませんが、残念ながら自分が100対0と思っていても相手が100対0と思っていない時点で、ポイントがズレているんです。見ている場面が違うんです。
同じ場面ではないところを見ながら「あっちが悪い」「こっちが悪い」と言っていても、埒があきません。
ここに気付くことが出来ると、
「このやり取りは不毛なんだな」
というところに辿り着けます。
そして、自らリングを降りることが出来るんです。
リングを降りることは、逃げるわけでもなく相手を認めるわけでもありません。
言いたいことは、
「私が絶対に正しい」「私が正しいで決着しろ」ということを相手に迫らない
ということです。
どっちが正しい・間違っているの結論はつけなくていいということ。
大事なことは、その結論を無理につけようとして
夫婦の間に大きな亀裂をいれてしまうことはしてはいけないということです。
今日のまとめ
・夫婦喧嘩でどちらが正しい、間違っているの議論は意味が無い
・お互いにそれぞれの見方や視点がある
・自分の正しさを知ってもらう必要はない
・不毛なやり取りと気付いたなら自分から引きましょう
・大事なことは夫婦の間に大きな亀裂を生まないこと
夫婦喧嘩で白黒勝敗をハッキリつけるということは意味がありません!
勝ち負けをつけようとしないこと!
ここに辿り着けるとグッと楽になりますよ!
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夫婦仲修復カウンセラー/今井ひとみ