皆さんこんにちは!今井ひとみです。
暑い日が続いています!
本州方面では特に猛暑となっているところが多いようですね。
引き続き、体調にはくれぐれもお気をつけください!
それでは、今日のテーマです。
「夫と目線を合わせると夫婦間のコミュニケーションが格段に楽になる!」
夫婦の関係性は、相手と目線を合わせることで関係性が良くなるというよりも、
コミュニケーションがグッと楽になると思います!
ぜひご覧ください。
目線を合わせる=相手の立っている位置に歩み寄ること
まず、コミュニケーションがうまくいかないパターンについて。
例えば、1つのオブジェを自分の立っているAの位置から見ると、全体的に丸い形に見えるとします。一方で対角線の180度向こう側のBの位置に立っている夫の目線からすると、四角く見えるということがあります。
Aから見ると、丸く見える
Bから見ると、四角く見える
Aに立っている状態とBに立っている状態で、
「このオブジェは丸だ!」
「このオブジェは四角だ!」
という議論をしていても、うまくいかないということはおわかりでしょうか?
つまり、お互いに立ち位置を変えずに自分から見えている景色を話していても、相手には伝わらないということです。
Bから立っている夫の目線からは四角く見えています。
その状態で、Aから見ている妻が「このオブジェは丸いんだよ!」と伝えてもわかりませんよね?
このような感覚で話し合いが空中戦になってしまっていることは、結構あると思います。
立ち返っていただきたいのは、
自分の目線ではこう見える
けれど相手の目線では違うように見えている
ということがたくさんあるということなんです!
これって、決して珍しいことではないんですよ!
その日のコンディションや感情、性格や価値観の違いなど、色々なことが背景にありますので、こちらから見える景色と相手から見える景色が違うことは、よくあります。
逆に同じように見えているのなら、それはラッキーです!
違って見えることのほうが多いのです。
なぜなら、お互い違う人間だから。
ではどうしていけばよいのでしょうか。
旦那さんから見ると四角く見えると言っているわけです。
でしたら、一度自分から旦那さんのほうまで歩いてってみるのです。
「え?そっちからは四角く見えるの?」
「こっちからは丸に見えるよ?」
「じゃあ一旦そっちに行って見てみる!」
とテクテク歩いていって、旦那さんが立っている位置に行ってそこからオブジェを見てみます。
「あ、ほんとだ・・・こっちから見たら四角く見える・・・」
ということに、この時点であなたが気付くことになり驚くわけです。
「あなたの言ってること本当だった・・・」
「でもね?ちょっと聞いて?」
「ここまで歩いてきたけれど、さっきまで私がいたところからは丸に見えるの!」
という話を、ここでするから相手に伝わるのです!
自分が立ち位置を変えずに、「丸だよ!」と言っても伝わらないのです。
伝えるためには、相手のところまで歩いていって自分もその景色を見た上で、自分の立ち位置まで誘導するのです。
「ほんとだ、こっちからは四角に見えるね!」
「じゃあ、今度はあっちに行こう?あっちからは丸く見えるんだよ!」
ここで、初めて旦那さんが、「あ、そうなんだ?」とあなたの丸いという言葉を受け入れようとするのです。
なぜなら、あなたが歩いて旦那さんのところに行って、一緒に景色を見たからです。
この時点で、ようやく聞く耳をもってくれる状態になります。
これが
「歩み寄る」
ということです。
「歩み寄る」というのは、相手が立っている場所まで歩いていき、相手が見ている角度と同じ角度で自分も見てみるということです。
これが、相手と目線を合わせることなのではないかと思います。
自分から歩み寄ると、相手も自分のところまで歩み寄ろうかなという気持ちになってくれるわけです。
皆さんの中でも、
自分の立ち位置を変えたくない
ここから動きたくない
あなたからくればいい
と思う方がいらっしゃるのではないでしょうか?
ご相談の中でも、多くの方がこのように考えています。
ですが、お互いにそう思っていると、どちらかが折れるしかないのです。
でしたら、そのやり取りの時間が無駄になってしまいますので、目線が違うなと思った瞬間に、相手から見える景色の場所まで歩いて行ったほうが良いと思います。
お互いに見える景色を知ることが重要なのです。
知ることで、関係を良くしていくためのアイディアがたくさん出てきます。
お互い、180度違う位置にいる状態で話し合いをしても、空中戦になってしまのがオチです。
相手の言っていることが意味が分からない
自分の言っていることが相手に伝わらない
これは、お互いに立っている位置が違うからです。別々の景色を見ていながら、1つの物事に対して話し合いをしようと思ってもうまくいきません!
一度、相手の見ている景色を見てみましょう!
相手が見ている景色を見ると対処法が見つかる
何でもそうですが、話し合いはいわゆる「交渉術」です。
話し合いをうまく進めていくためには、
まず、相手の考えを知ることからです。
相手から見える景色がどのように映っているのか、これを知ることが第一です!
今の状況を良い方向へ変えていきたいと思っているのでしたら、
相手を知らなければそれは出来ません。
けれど、
自分の意見を相手にわかってもらいたい
ということを話し合いの定義にしている方が結構いらっしゃいます。
これは、自分の意見を相手に押し付けてしまうことになり、
話し合いとはいいません。
本当の話し合いというのは、相手の考えを知ることです。
相手の考えを知ることで初めて答えが出てきます。
①「自分の見えている景色」+ ②「相手の見えている景色」を知る
これによって、お互いの距離をどうしていけばよいかということがわかるわけです。
相手の考えを知ることで、相手が次に何をしようとしているのか。どのように考えているのかを予測すること。
ここを見ていって、
どのようにしていけば相手に話を聞いてもらえるのか
どのように説明すれば納得してもらえるのか
どのような話し方をすると相手の心に響くのか
こういうところを見つけていかなければいけません。
冒頭でもお話ししましたが、お互い目線を合わせると夫婦関係がうまくいくというよりも、コミュニケーションが一気に楽になります!
それは、対応策が見えてくるからです。
どのように対処していけば良いのかという作戦をここでようやく練ることが出来るからです。
大昔の国と国との戦争でも何をするのかといえば、相手の立場になって考えたらどんな攻撃をしてくるだろう、もし自分が相手だったらどのお城を取りに行くだろう、というようなことを、すごくたくさん考えていたわけです。
男女の関係でも同じです。
相手だったらどういう風に考えるだろう
相手の立場になったら、次にどういう行動をするだろう
というところを、まずは見極めていくことが大きなポイントになっていきます。
私がよくご相談の中でお話しすることですが、何もこれをやるからといって相手を甘やかすことにもなりませんし、自分が折れるというわけでもありません。
長い目で見た時に、
遥かにあなたのためになる!
ということなんです。
「損して得を取れ」という言葉があります。
無料で試供品とかを配ったとしても、後で試供品を渡した人がファンになってくれて、たくさん買ってくれて儲かる、というようなことです。
これと同じです。
中には、
今は相手に合わせるということが損と感じてしまったり、
「なんで私ばっかり・・・」と感じてしまったり、
「なんで私がこんなことしなきゃいけないの?」と感じてしまったりする方がいらっしゃるかもしれません。
けれど、長い目で見ると、こちらのほうがあなたにとってはるかに得です。
よくお話ししていますが、皆さんに「仏になりなさい」と言っているわけではありませんよ!
そのほうが、圧倒的に皆さんの今後にとって生きやすくなって過ごしやすくなりますので、日頃からこのようにお話しをさせていただいています。
何をすることが今のあなたにとってプラスになるのか
という方向性で考えていくと、「損して得を取れ」となるわけです。
今日のまとめ
・相手と目線を合わせるとコミュニケーションが格段に楽になる
・自分から歩み寄ると相手からも歩み寄ってくれる
・うまく話し合いを進めるには、まず相手の考えを知ることから始める
・長い目で見て「損して得を取る」という意識を持つ
相手から見える景色を自分も見てみると、相手と自分の間に、どのくらいの距離感があるのかが見えてきます。
そして、なぜ意見が食い違っているのか、という理由もわかってきます。
それがわかると、いくつも対応策が出てくるはずですので、そこに夫婦関係を円満にする対応策があります!
ぜひ、
相手が見ている景色を自分も見に行く
ということを意識して、パートナーとのコミュニケーションを取ってみてくださいね!