皆さんこんにちは!今井ひとみです。
今日は、ニュースで色々な不祥事について放送されていました。
私の住んでいる北海道の衆議院議員の事務所が家宅捜索をされたり、兵庫県知事のワインおねだり疑惑であったり、女子体操日本代表の未成年の方の喫煙や飲酒疑惑であったりと。
ここ数年ずっとそうですが、ネットでは叩けるものがあればここぞとばかりに叩いて、悪を成敗するような風潮があって、なんだか怖さを感じることがあります。
もちろん悪いものは悪いですが、叩くだけではなくて、もっと幅広く色々な場所で色々な人が集まって議論が出来る場があってもいいのかな・・・と思ったりもします。
では、気持ちを切り替えて今日のテーマにいきましょう!
「夫・妻を責めたくなった時に考えるべきこと」
先ほどお話していた「叩く」とはちょっと違うかもしれませんが、
人を「責める」ことにも注意が必要です。
今日は夫婦の場合での「責める」ことについてお話をしていきます。
責めたくなる時①
皆さんは、夫や妻を責めたくなるのはどのような時だと思いますか?
1つ目は、
自分が被害者で、夫や妻が加害者である時です。
つまり、自分が被害を受けていることを伝えたい時に、責めたくなります。
例えば、
・旦那さん宛に届いた荷物をダンボールから出しました
・そのダンボールを旦那さんが変な場所に置いておきました
・奥さんは、早く片付けてほしいことを何度も伝えました
・しかし、旦那さんはずっと放置していました
・その後、奥さんがバタバタして忙しい時に、ダンボールに気付かずにぶつかって痛い思いをしてしまいました
この場合は、旦那さんを責めたくなりますよね?
「早く片付けてって言ったのに、あなたがこんなところにダンボールを置くから、私はぶつかって痛い思いをしたんだよ!」
この場合は、奥さんが被害者です。
ここには、腹立つポイントがいっぱいあるわけです。
・旦那さん宛の荷物であったこと
・早く片付けてほしいことを伝えたけれど放置されたこと
・ぶつかって痛い思いをしたこと
1個のことで相手を責めたくなるのではなくて、複合的な要素が合わさっている時が、相手を責めたくなる時なのではないかと思います。
私は被害者、あなたは加害者
ここにプラスしていくと、〇〇すべきというところです。
荷物が届いて開封したら、すぐに片付けるべき
それによって家族に迷惑をかけることはダメなことですよ
ということです。
〇と×でいうと、
あなたは×のことをしていました
私は何度も指摘したけれどあなたは×の状況を放置しました
×の状況が継続されたことで、私はぶつかって痛い思いをしました
このように、複合的な要素が合わさることが相手を責めたくなることに繋がるのです。
他のケースで考えてみても、多くはこのようなカラクリで相手を責めたくなることが起きているのだと思います。
〇〇すべき
それにあなたは反しました
×の行動をしていました
私は被害を受けました
このようなことが組み合わさると相手を責めたくなるものです。
責めたくなる時②
2つ目は、
自分の気持ちをわかってもらえない時です。
あなたが、過酷な状況に置かれれば置かれるほど、相手を責めたくなるものです。
家事に育児に仕事にプライベートに。
皆さんは、きっと忙しいという状況をわかってほしい、共感してほしいんですよね。
「今すごく忙しいよね」
「あれもこれもあってすごく大変だよね」
けれど、その一言も言ってくれない・・・。
私も数か月前に似たような状況があり、家事・育児・仕事+子どもの卒園式の準備+子どものドッジボール大会の準備など、いっぱいいっぱいですという状況の時に、旦那さんはソファーでゴロゴロしている姿を見た時は、責めたくなってしまいました・・・。
どうして私ばっかり・・・
と思ったり。
そういうものですよね。
では、責めたくなった時に、
責めたほうがいいのか、責めないほうがいいのか
この分け方について、この後お話をしていきます。
わかってもらえるためにどうすべきかを考える
結論から言うと、
相手を責めることはやらないほうが良いです。
夫婦喧嘩はやめたほうがいいですよということは、いつも私のブログでお話をしていますが、夫婦喧嘩に繋がるような種を蒔いていくことは避けるべきです。
責めるというのは、
相手を一方的に「お前が悪い」「あなたが悪い」ということを言うわけです。
このように言われて、相手が「ごめんなさい」「私が悪かったです」と素直になれるかというと、そうなれない方のほうが多いのではないかと思います。
例えば、
「あんたが悪いよ!!」
と言われても、言い方があるでしょ?って思うことってありますよね?
これを考えると、悪いことに対して「責める」ことは控えたほうがいいのかなと思います。
かといって、優しく言って相手に響くのかと言えば、響かないと思いますよね?
この場合は、「叱る」ということが効果的です。
責める:相手の悪いところや失敗を一方的に非難する
叱る :相手の悪いところを正そうとする
先ほどの旦那さんがダンボールを片付けなかった時の例ですが、
何度指摘しても片付けてくれないのであれば、これは叱るべきです。
「あなたのせいでぶつかって痛いのよ!」
と相手を責めても、どうにもなりません。
何をしてほしいかと言えば、「ダンボールを片付けてほしい」ですよね。
<責める>
「あなたのせいよ!」
「ぶつかって痛い思いをしたじゃない!」
「どうしてくれるのよ!?」
<叱る>
「ダンボールをこんなところに置いておくと危ないよ」
「次からはすぐに片付けてね」
「すぐに片付けられないなら、邪魔にならないところに置いておいてね」
いかがですか?
「責める」路線で進んでいっても、結局は「迷惑行為をやめてほしい」に行きつくと思います。
夫婦であれば、その関係性による場合もあります。
「痛い!もう・・・明日の家事全部やってね?」
「シュン・・・わかりました!ニコッ」
これで成り立っているのでしたら、これもアリだと思います!
今日のまとめ
・自分が被害者で相手が加害者の時に責めたくなる
・自分の気持ちをわかってもらえない時に責めたくなる
・出来れば責めることは避けたほうが良い
・責めるのではなく叱る
今日は、
相手を責め続けたとして一体何が生まれるのか?
というお話をさせていただきました。
相手を崖っぷちまで責めて責めて責めて追い詰めていくのは、良くありません。
要は、相手に伝わるようなやり方です。
目的が、「同じことをしてほしくないこと」なのでしたら、
責めるのではなくどうすれば同じことをしないようになるか
というほうにシフトしていくべきだと思います。
「どうしてくれるんですか」
「どうやって取り返してくれるんですか」
「どう責任を取ってくれるんですか」
ということが、夫婦の仲で必要なことなのでしょうか?
皆さんも、ぜひ考えてみてくださいね!