皆さんこんにちは!今井ひとみです。
突然ですが、皆さんは将棋の藤井聡太さんをご存じですか?
私は全然将棋を知らなくて、ニュースなどで見たことがあるくらいですけれど、夫がものすごく藤井さんにご執心で、今日も朝から大事な対局があると、そわそわしていました・・・。
趣味が全然ない夫が、自分の半分くらいの年齢の藤井さんに夢中になれるってすごいことだな~、と見ていて思ったので書いてみました!
負けた時は、この世のものとは思えないほど落ち込むので、ぜひ勝ってください(笑)
では、今日のテーマはこちらです!
「相手にどうしても優しく出来ない時はどうしたらいいか?」
皆さんは、優しくしたいけれど優しく出来ない時ってありませんか?
そんな時は、どうしていけば良いのかというお話をさせていただきます。
相手に優しくできないのは過去の心の傷が原因
例えば、相手が具合が悪い時や、会社でうまくいかずに落ち込んでいる時などは、優しくしてあげたり癒してあげたりしなきゃいけない、と思ったりしますよね。
けれど、恋愛相手との同棲や夫婦生活が長くなってくると、相手がつらい状況とわかっていても、心の底から優しくすることに拒絶反応が出てしまうという方がいらっしゃるのではないかと思います。
その原因は、自分が逆の立場だった時にあまり優しくしてくれなかったという、
言い方を悪くすると
「恨み辛み」
があるからです。
「前に私が落ち込んで帰ってきた時に全然話を聞いてくれなかったよね」
「それなのに、なんでそれくらいで落ち込んでるの?と言ってたよね」
という、過去の記憶を思い出してしまっているのです。
そういう時は、素直に優しく出来ないんですよね。
もちろん、励ましてあげたり体調が悪ければ看病してあげたいという気持ちは持っていて、皆さんもそれはやると思いますが、心の底から相手に対して「つらかったね」「しんどかったね」と言えるのかというと、言えない時ってあると思います。
正直なところ、私もそんな時はあります。
逆に考えると、自分が凄く辛かった時に、相手が物凄く尽くしてくれたり優しくしてくれていたなら、「今度は私もそうしなきゃ」という気持ちになると思います。自分がつらかった時に寄り添ってくれなかったりなどすると、それが大げさではなく「恨み」のような気持ちになってしまいますよね。
これは、あなたが冷たいということではないと思いますし、私が冷たいからこういう風に思うんだと考える必要もないと思います。
それは仕方のないことだと思います。
昨日もお話ししましたが、「無償の愛」というのは難しいものです。
子どもに対しては、「あなたがいてくれるだけで幸せだよ」という気持ちを持てると思いますが、パートナーに対して同じ気持ちを持てるのかというと難しいことだと思います。
男女の関係においては、
「与えて与えられるという関係性が理想」
だと思います。
見返りというのもおかしいのかもしれませんが、
「私はやるからあなたも助けてね」
「あなたがつらい時は私も助けるね」
という関係性が良い関係なのではないかと思います。
誰しもが見返りを求めているわけではないと思いますが、やっぱりちょっとしたお返しくらいは欲しいものですよね!
相手のことを好きだからこそ、一生懸命相手に色々やるわけですから。
自分の時間と気持ちとお金と、色んなものを削って相手に尽くすわけですから、
「ここまでやっているんだから同じくらいのものを還してほしいよ」
という気持ちになるのは、至極当然のことではないかと思います。
優しく出来ない時に何が起きているのかというと、前回逆の立場であった時に、思うように共感してもらえなかった、思うように優しくしてもらえなかった、などの過去の記憶が蘇ってきている状態になるので、素直に優しく出来ないということなのです。
また、あなたが冷たいというわけでもありません。
むしろ、心の反応としては、ごく自然な反応だと思います。
「なんで私ばっかりあなたにしなきゃいけないの?」
という気持ちが出てしまうのは、性格が悪いとか冷たいというわけではなく、あなたが一生懸命やっているからこそ、出てくる不満やストレスなど、そのような気持ちが起きてしまうと思うんです。
表情と言葉を優しくする必要はない
では、相手に優しくできない時は、どのように対処していけばよいのでしょうか。
私のオススメですが、
「表情と言葉」は諦めましょう!
どうしても優しく出来ない時は、顔の表情や言葉では難しいと思います。
無理に取り繕おうとしても、相手は違和感を感じてしまいますし、自己犠牲を伴ってしまうことにもなります。
余計皆さんの心に負荷がかかってしまい、
「なんで私はここまでやらなきゃいけないんだろう」
という気持ちになり、益々優しくしたくないと思ってしまいます。
優しくすることは、表情や言葉でなくても示すことは出来ます!
それは、
「行動で示す」
ということが大事なのではないでしょうか。
無表情でも無言でも良いので、例えば旦那さんが仕事でうまくいかずに帰ってきた時は、旦那さんが好きな料理を作ってあげたり、好きなお酒を買ってきてあげたりなど、そのような「行動」が響いていくのではないかと思います。
言葉では色々言うことは出来ても、実際の行動で示していくと相手の反応は違うものです。
行動で優しくしてあげる
行動で寄り添ってあげる
行動のほうがやりすいですよ!行動することによって、
「自分は最低限のことはやっているよ」
「私はちゃんとやっているよ」
というところにも繋がっていきますし、行動をしないままでいると罪悪感を持ってしまうことにも繋がります。
また、それが「恨みの連鎖」に繋がることもあります。
皆さんがつらい時に、
「あなた何もしてれくなかったよね」
と恨みを持っていて、逆の時に相手に対して何もしないというスタイルを取っていると、それが相手から恨みを買うことにもなる・・・
まさに「負のループ」に入ってしまいます。
そうではなく、行動で「助ける時は助けてあげる」ということが大事なのではないかと思います。
色んなところでそれに通じる時ってありませんか?
例えば、自分が物を落としてしまった時に、それを拾ってくれた人がいたとします。顔はすごく無表情で、「怒っているのかな?」という顔をしながら「落ちてましたよ?」と言われたとしても、相手のことを優しい人だなと思いませんか?
すごく無表情で喋り方も無愛想だったけれど、落とし物を拾ってそれを教えてくれる人って、優しい人と思う方が多いのではないでしょうか。
こういうことだと思うんです!
今日のまとめ
・過去に恨み辛みがあると優しく出来ない
・表情と言葉は諦める
・行動で示す
表情と言葉はバッサリ切ると、皆さん自身が楽になります!
まさに、「無言の優しさ」です。
無理に表情を作る必要はありませんし、無理に言葉をかける必要もありません。
相手が落ち込んでいる時は、お酒を冷蔵庫から取ってきて「はい、飲もうよ」という行動を取るぐらいで、全然良いんです!
このちょっとした行動だけで、相手は「優しさ」を感じることが出来るのです。