皆さんこんにちは!今井ひとみです。
今日は久しぶりに子どもたちのドッジボールがない土曜日なので、1日ゆっくり過ごしてみようかな・・・なんて思っています!
というのも、明日は私の住んでいるところから車で2時間くらいかかる場所で、ドッジボール大会があって朝5時起きだからです。
果たして体力が持つのか・・・心配です(笑)
それでは、今日のテーマです。
「離婚を考えたほうが良い時はどんな時?」
夫婦が離婚を考える時に、ここまで来ている状態だと再構築は難しいと思うポイントを中心にお話ししていきます。
拒否・拒絶まで来た原因は何か?
結論からいいますと、旦那さんや奥さんのことを
「拒否・拒絶」
の状態に入っている場合は、このゾーンからの復活はかなり難しいと思います。
代表的な例ですと、
「同じ空間にいたくない」
「同じ空気を吸いたくない」
というところです。
再構築をしていくためには、相手を受け入れていく動作が必要になります。
相手を認めたり、評価したり、感謝したりなど。
それが、
「同じ空間にいたくない」
「話をしたくない」
「目を合わせるのも嫌だ」
「顔も見たくない」
となってしまうと、再構築のハードルが高すぎる状態になってしまいます。
何一つできませんという状態だとそこからの改善は難しいと思いますし、
相手からの歩み寄りも受け付けない状態になっているわけです。
「相手が何をやっても受け入れることが出来ません」
「何もかもが嫌です」
という状態になっていると、再構築が難しいのが現実です。
だからといって、すぐに離婚ということにもならないわけですよね。
お子さんがいたり、持家があってローンが残っていたりなど・・・。
「今日や明日にでも、すぐに離婚しましょう」と決断出来るのか、
というと難しいですよね。
けれど、このままの状態で一緒にいることも心の不健康に繋がってしまいますし、1番リラックス出来る癒しの空間のお家が、すごく心地悪い、針の筵の状態になっているのは悲しいことだと思います。
その時に「別居」という選択をする方が多いと思います。
一旦「離れてみる」ということは大事なことではあります。
一緒にいることで、不平不満やイライラがどんどん蓄積されてしまうことになり、相手と接すれば接するほど裏目に出ていくという状態です。では、家の中で遠ざかれば遠ざかるほど距離感が縮まっていくかというと、同じ空間にいるとそういうことになりません。
別居をすることは1つの選択肢ですが、別居する目的は明確に決めていかなくてはいけないと思います。
あなたが守っている信念は何ですか?
では、再構築を考えている場合に、この拒否・拒絶から、どのようにして皆さん自身のマインドをチェンジさせていけばよいのでしょうか。
まずは、
「現状を知る」
ことです。
「なぜ相手に対して不快感を持ってしまうのか」
「なぜ顔を見るのが嫌だったり同じ空間にいるのが嫌なのか」
という、この拒否・拒絶を引き起こしている根本の原因は一体なんだろうということを分析していくことです。
「ただなんとなく嫌だから」ということはありません。
きちんと深堀りして拒否・拒絶に辿り着いている方は、
「心の中で崩したくない
あなたにとって大事な物を守っている状態」
だと思います。
触れられたくない部分はあるかもしれませんけれど、再構築を考えているのでしたら、そのことと向き合っていくことが大事なことです。
離婚をすることを前提に結婚する方はいらっしゃらないと思います。
誰もが入籍した時は、「この人と生涯を共にしよう」と幸せな未来を描いていたと思います。
それが、なぜ2人の関係が拒否・拒絶するまで悪化してしまったのかということには
必ず明確な理由があると思います。
多くの方は、これまでの夫婦生活の中での
「積み重ね」
が原因となっています。
急にある日、突然夫や妻が無理になりましたということは考えにくいですよね。
何かが積み重なって、心のコップに水が溜まっていって溢れていった・・・
ということが、拒否・拒絶の段階ということです。
まずは、どうしてその段階まで自分の心が進んでしまったのかということを明確にしていくことが大事です。何でも原因となっている親玉のようなものは存在しますので、それを知ることが重要なのです。
敵が見えないところに弓を放っても当たりませんよね?相手の位置を確認して、姿や形を確認してどのように倒していくか、という方法を考えていくことになります。
そこまで自分を連れて行ってしまった原因は一体なんなんだろうか
それは「積み重ね」が大きな原因となっていますので、そこを思い出していただければと思います。
色々な積み重ねはあっても、そこに共通項があるはずですので、そこを見つけていただいて、自分の心とまずは向き合ってみましょう。
積み重ねていった心のコップの水が溢れてしまうような状態になってしまい拒否・拒絶に辿り着いたのは、それはあなたにとってすごく重要なものということです。
「ここは譲れない」という信念のようなものが存在していると思います。
そこと相反することが積み重なっていったために、拒否・拒絶に至っていると思います。
あなたの中に「譲りたくない」「守りたい」という信念のような気持ちが存在している可能性が高いです。
ここに辿り着くと、なぜ夫や妻に対してこんなに拒否や拒絶があるのかという正体が明らかになってきます。正体が明らかになることで、心のコントロールが効きやすくなります。なんでも理由がわかれば腑に落ちますよね。
ご相談いただいた方の中で、こういう信念をお持ちの方がいらっしゃいました。
・夫婦にとっては会話が重要
・問題が起きたときに話し合いで解決するということを大事にしている
・その方にとって、相手に話し合いを拒否されることは物凄くつらいこと
・拒否されたから、相手のことを嫌だなと感じるようになってしまった
自分自身の気持ちを紐解いていくことで、
「あ、そうか。自分にとって話し合いは大事だったんだ」
「これがあるから私はこんなにイライラしていたんだ」
というところに辿り着くことが出来ると思います。
次に、その大事にしているものを見つめてみましょう。
それが、
本当にあなたにとって譲れないものなのか
守らなければいけないものなのか
それでも、やっぱり譲れない、守らなくてはいけないとなったのなら、これから何十年も一緒にいるということは難しくなり、離婚や別居が視野に入ってくるのだと思います。
今日のまとめ
・拒否や拒絶の段階になっていると再構築は難しい
・これまでの積み重ねが拒否や拒絶に導いている
・原因を特定し見つめ直してみてから相手との再構築が出来るかを探っていく
離婚や別居が正しいのかどうかを考える方が多いかもしれませんが、
男女の関係においては、それが正しいのか間違っているのかは正直ありません。
あなたの心から見て
それが正しいことなのか間違っていることなのか
だと思います。
それをハッキリさせるために、拒否・拒絶まで連れて行った自分自身の心が持っている
大事なものを、どんどん深堀りして自分自身を見つめていくことが大事なことだと思います。